地経学ブリーフィング

IOGの研究活動
地経学ブリーフィング

地経学研究所(IOG)に所属する研究者を中心に、経済的な「デカップリング」が困難である中で、対立する関係にある国家がどのような関係を作っていくのか。地政学だけでは読み解けない時代を「地経学」という観点で読み解きます。
安全保障
NATO+IP4から見る欧州・大西洋とインド太平洋の不可分性

インド太平洋4か国パートナー(IP4)と呼ばれる日本と韓国、オーストラリア、ニュージーランドは7月11日、誕生から75周年を迎えたNATOの首脳会合に参加し、NATO加盟国と共に、ウクライナ支援を始めとする国際安全保障の安定化に向けた連携強化の姿勢を改めて世界

研究員

井上 麟太郎

ヨーロッパ
ウクライナ戦争解決に向けての人権規範の重要性

【著者】元陸上自衛隊東北方面総監 松村 五郎   7月9~11日、NATO(北大西洋条約機構)首脳会議がワシントンで開催され、ウクライナに対する更なる支援が表明された。しかし、戦場においては引き続き一進一退が続いており、今後の展望は見えて

安全保障
国際安全保障秩序の変局にどう向き合うか

【著者】APIシニアフェロー、地経学研究所 国際安全保障秩序グループ・グループ長、元空将 尾上 定正   バイデン大統領は、2023年10月20日、ハマスの襲撃に対するイスラエルの反撃を踏まえ、「我々は、我々の今日の決断がその後数十年の未

北米・中南米
変質しつつあるアメリカのリベラリズム

【著者】青山学院大学地球社会共生学部教授 熊谷 奈緒子 本稿では、アメリカの民主主義の現状とその国際秩序への影響について、リベラリズムの再考を通じて分析する。リベラリズムに注目する理由は、アメリカの民主主義の後退の背景にあるアメリカ社会の分断の底流には、

政治・経済
ドイツと欧州議会選挙――若者は右傾化したのか

【著者】東京大学大学院法学政治学研究科教授 板橋 拓己 本稿は、2024年6月に投開票された欧州議会選挙のなかでも、ドイツの選挙結果について分析する。とりわけ、日本の報道でも注目が集まった極右政党ないし右翼ポピュリズム政党「ドイツのための選択肢(AfD)

政治・経済
欧州議会選挙2024 2つの「疲れ」表出と2つの域外脅威への対抗

EU(欧州連合)の欧州議会選挙が6月6日から9日にわたって実施され、10日に速報が相次いで発表された... (以下、本文に続きます)

主任研究員

鈴木 均

政治・経済
混濁する民主主義と権威主義

1973年から半世紀にわたって世界の自由や民主主義の指標を記した報告書、『世界における自由(Freedom in the World)』の刊行を続けてきた...(以下、本文に続きます)

欧米グループ・グループ長

細谷 雄一

外交
日中関係は構造的停滞関係のままなのか

習近平政権の「微笑み」が日本にも始まった。韓国での首脳会談で李強・国務院総理は岸田総理と和やかに握手し、訪日した劉建超・党対外連絡部長は、日本の各界に笑顔を振りまいた。だが、中国と欧米との間の対話と比べて、日中間の意思疎通はレベルも頻度も心許ない。また、ハイレ

主任客員研究員

町田 穂高

外交
米中関係をアメリカから考える: グローバルサウスの台頭と日本の役割

【著者】サザンメソジスト大学(SMU)政治学部准教授 武内 宏樹 米中関係の対立が深まっている。両国とも国内政治に足を引っぱられて身動きが取れなくなってしまったようだ。本来国際秩序の形成を主導すべき超大国がその役割を放棄してしまえば、国際関係が無秩序化し

政治・経済
習近平政権が、経済運営で市場からの信頼を取り戻すには何が必要か

【著者】大阪経済大学経済学部教授 福本 智之 はじめに 中国の2024年第1四半期の成長率は5.3%と大方の予想を上回った。とはいえ、総じていえば、習近平政権の経済運営面での苦闘が続いている。かつて中国が経済規模で米国を追い抜くのは時間の問題とみられていた

編集長

鈴木 一人

地経学研究所長,
経済安全保障グループ・グループ長

立命館大学大学院国際関係研究科修士課程修了、英国サセックス大学大学院ヨーロッパ研究所博士課程修了(現代ヨーロッパ研究)。筑波大学大学院人文社会科学研究科専任講師・准教授、北海道大学公共政策大学院准教授・教授などを経て2020年10月から東京大学公共政策大学院教授。国連安保理イラン制裁専門家パネル委員(2013-15年)。2022年7月、国際文化会館の地経学研究所(IOG)設立に伴い所長就任。 【兼職】 東京大学公共政策大学院教授

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